調査のプロが選ぶセルフ型リサーチシステムMarket Observer(MO)とは?

調査のプロが選ぶセルフ型リサーチシステムMarket Observer(MO)とは?
目次

1. 調査待ちで機会損失? プロ品質のデータを早く得る方法

「顧客への提案や社内の意思決定スピードを上げたいが、調査の外注には時間がかかる」
「セルフ型アンケートツールだとデータの信頼性が不安」
このようなスピードと品質のジレンマに直面している企業は少なくありません。

その解決策は明確です。
プロの調査会社が自社のサービス基盤として採用している高品質で信頼性の高いリサーチ・インフラを活用することです。

GMOリサーチ&AIが提供するセルフ型調査プラットフォーム「Market Observer(MO)」は、その代表例です。
MOで実施されている調査の半数以上は、高い品質を求める調査会社によるもの。
彼らがクライアント向けの調査基盤としてMOを利用しているということが、このプラットフォームの信頼性を証明しています。

本記事では、MOがなぜプロが選ぶマーケティングリサーチシステムとして支持されているのか、そして導入企業がどのように活用しているのかを、具体的なメリットとともに解説します。

2. なぜ調査会社はMOを自社サービスの基盤に選ぶのか

なぜ調査会社はMOを自社サービスの基盤に選ぶのか

プロが評価するMOの本質的な価値

調査会社がMOを選ぶ最大の理由は、サービス品質・価格・スピードという3つの競争力を同時に高められる点にあります。

MOは単なるアンケート作成ツールではなく、調査の全工程を支えるリサーチ・インフラです。
調査のプロが自社業務を効率化しながら、高品質なデータをクライアントに提供できるよう設計されています。

2-1. 国内最大級パネルとのシームレス連携がもたらす強固な基盤

MOの最大の強みは、国内最大級の消費者パネル(Japan Cloud Panel)とシステムが直接連携している点です。

調査会社にとって、パネルの「量」と「質」は生命線。MOを利用すれば、厳選されたパネルに対して低コスト・短期間・柔軟な設計で調査を実施できます。

これにより、リードタイムを大幅に短縮しつつ、信頼性の高いアンケート調査の実施や定性調査のリクルーティングを実現します。
結果として、調査コスト削減とスピードアップを両立させることが可能になります。

2-2. DIYでも担保される「プロ品質」データ管理と不正対策機能

「セルフ型」という言葉から、データの品質や不正回答への懸念を持つ方もいるかもしれません。
しかし、MOはプロユースを前提として設計されており、高水準の品質管理機能を標準装備しています。

不正回答検知、重複排除、スクリーニング調査から本調査まで一気通貫で実施できる仕組みなど、調査の信頼性を担保する機能を網羅。
さらに、6,000を超える豊富な属性情報を活用し、柔軟なターゲティング配信が可能です。

※本プラットフォームで使用されるパネルは、日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)およびヨーロッパ世論・市場調査協会(ESOMAR)の品質管理基準に準拠しております。

※プライバシーマークおよび国際的な情報セキュリティ規格ISO/IEC 27001(ISMS)を取得。さらに、GDPR・CCPAをはじめとする各国の個人情報保護法にも準拠しています。

2-3. アンケート作成からデータ納品までのオペレーションを効率化できる

MOのもう一つの大きな特長は、調査オペレーションの効率化です。
アンケート画面の作成から配信、回収管理、データ出力までの一連のプロセスを内製化できるため、外部の会社とのコミュニケーションが不要で調査全体のフローを効率的に進められます。

また、配信後の回収状況に応じて自動で督促配信する機能も搭載。
これにより、回収の安定化とスピードアップを両立し、担当者は回収状況を管理する手間を省くことができます。

3. Market Observer(MO)導入がもたらす3つのメリット

Market Observer(MO)導入がもたらす3つのメリット

MOを導入し、調査の内製化を進めることで、企業は次の3つの変革を得られます。

3-1. 意思決定スピードの劇的向上とROIの最大化

従来、調査の企画から結果納品まで数週間かかっていた工程を、MOでは数時間〜数日で完結可能。
新商品開発や広告クリエイティブ評価など、スピードが命のビジネス現場で威力を発揮します。
結果を待つ間の機会損失を防ぎ、競合よりも早く市場対応することで、調査投資のROIを最大化できます。

3-2. 低コストでのトラッキング調査内製化とデータ資産の蓄積

商品・ブランドの認知や満足度を定点観測するトラッキング調査は、外注すると高コストになりがちです。
MOを使えば、一度設計した調査をテンプレート化し、低コストで毎月・毎四半期の定点調査を実施できます。

調査結果はすべて社内で蓄積され、顧客理解やブランド分析に活かせるデータ資産として長期的に活用できます。

3-3. プロの知見とセルフ型の柔軟なハイブリッド運用

MOは基本的に従量課金制で、固定費は発生しません。そのため、「必要な時だけプロに依頼し、その他は自社で迅速に実施」といった柔軟な運用が可能です。
セルフ型による高速検証と、調査会社による深い洞察を組み合わせることで、コスト効率と分析精度を両立できます。

4. Market Observer(MO)導入企業の声

MOを導入した企業からは、「リサーチ依頼から実施までのスピードが格段に上がった」「社内でデータを蓄積できるようになった」「調査コストを大幅に削減できた」といった声が多く寄せられています。

特に、従来外部委託していた企業がMOを導入することで、社内ナレッジの活用や意思決定の迅速化を実現しています。

イプソス株式会社 様

パネルやアンケート配信の管理機能が充実
自社保有パネルとGMOリサーチ&AIのパネルを効率よく併用

絶えず進化を続ける国内/海外のリサーチニーズに応えるために複雑化する一方のオペレーション環境を整理し、バーションアップすることがチームの課題となっていました。
GMO Market Observerは、弊社のアクセスパネルとGMOリサーチ&AIのジャパンクラウドパネルを臨機応変に使い分けることができ、パネル管理と依頼メールの配信コントロールがとても効率的に設計されていました。また、規模が拡大した際にもGMOインターネットグループのインフラ基盤を活用した提案が可能ということも導入の安心材料でした。

グンゼ株式会社 様

商品開発や企画の仮説検証時に、必要なデータを短時間で収集

短時間で必要なデータを集めたい場面、例えば仮説の前段階で消費者のニーズを大まかに把握したり、会議でディスカッションするテーマを発掘するようなケースで主に利用しています。
月額プランなら調査が必要な時にすぐ利用できる点が魅力です。 アンケートの自動配信や回収見込数の予測などのサポート機能が充実しており、リサーチのプロでなくても手軽に本格的な調査を実施することができると感じました。今後は自社の会員を対象とした調査の実施も検討したいと考えています。

情報通信会社 M.T様

大規模回収、豊富な属性、複雑な調査に耐えうるシステムはもちろんのこと、タイトなスケジュールでの対応や丁寧なサポートが何より心強く、大変助かっています。

マーケティングリサーチ会社 S.I様

自社リソースでアンケートの作成~回収までできるので大変優れたシステムだと思います。また、不明点等があればサポートしていただけるので安心して利用できます。

5. まとめ:MOはフローをストックに変える戦略的投資

Market Observer(MO)は、従来の「その都度外注するフロー型の調査」から、
「自社で効率的にデータを収集・蓄積し、資産として活用するストック型の調査」への転換を可能にするツールです。

ただし、すべての調査を内製化する必要はありません。複雑な定性調査や高度な分析には、プロのサポートが効果的です。
MOを導入しておけば、状況に応じてセルフ型と調査を社外に依頼するプロ型を自由に切り替えられるため、最適なバランスでリサーチ活動を行えます。

GMOリサーチ&AIが運営する「リサーチトレンドナビ」では、MOを含む各種調査サービスを無料で比較・検討できます。
貴社の課題に最適なリサーチ手法を見つけ、次の一手をスピーディーに打ち出しましょう。

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